過ぎたるは… |
2014-10-31 Fri 13:19
どうも皆様こんにちは。
ラーメンマンです。 今出張で東京に来ています。 町田市の営業途中、腕時計よりも正確な腹時計がお昼時を告げたので、何か食べようと… しかし如何せん土地勘がないので、何を食べるか車を走らせながら暫し逡巡。 某牛丼チェーンS家の看板が見えてきた…いや、違う。 牛乳瓶マークのコンビニの黄金チキン食べるか…それも違う。 一体なんのために東京まで来たのか。 …そうだ、ラーメンを食べよう。 ご当地のラーメンを食べる、それが私の使命であり、運命であり、宿命なのではないか。(柏木先生の影響) すぐさまiPhoneを取り出し、人気店を検索。 比較的近くに美味しそうな中華そばのお店が。 パーキングに車を停め、店内に入ると、目の前に食券機。 メニューの詳しい説明は無く、立ち尽くすこと20秒。 『らんちセット950円』のボタンが僕を呼んでいる…! らんちセットがなんなのかはわからないが、この価格からすると、恐らくラーメンとミニチャーシュー丼といったところか。 「よし、これにしよう。」小さく呟き、颯爽とボタンを押し、カウンターへ。 厨房には無骨な大将と、奥さんであろう愛想のいい女性のみ。 出てきたラーメンは澄んだスープに平打ちの縮れ麺。 うまい。が、少し味が濃い。 そのままラーメンを食べ進めるも、他に何も出てくる気配がない。 8割方食べ終えたところで、女将さんから「らんちセットでしたっけ?」の声がかかる。 そうだ、僕はらんちセットだ。 「遅くなってごめんなさいねー。」という声とともに運ばれてきた小さな丼には、溢れんばかりのチャーシューが。 読み通りミニチャーシュー丼だ。 しかし白ご飯の姿が見えない。 丼いっぱいにチャーシューが詰め込まれているのではないかという不安に駆られたが、掘り進めると眩い白ご飯が見えてきた。 これもうまい。が、少し味が濃い。 と、その時大将が私に近づき、トングで挟んだ何かを私の丼に乗せようとしている。 …チャーシューだ。 ……… …………… もういらねぇよ! むしろ最初の時点でチャーシュー多すぎてしんどいと思ってんだよ、こっちは! チャーシュー丼出すのが遅くなって申し訳ないっていう罪滅ぼしか知らんけど、もういい!十分! チャーシュー2枚あればご飯一杯いけるんだよ! と思いながらも大将の好意を無碍に扱うわけにもいかず完食。 退店に際して「ご馳走さま、美味しかったです。」と声をかけた時に無骨な大将が見せたはにかんだ笑顔が忘れられません。 えぇ店やないかい。 |